砂漠 横断中 (素の五)

「駱駝 の フタコブ は 常備食 だけんども、循環栄養源だから 御裾分けてのも無理な相談だよな。」 人間とは、人類永久、地球という 星 で最も賢く、 動植物や資源を使いこなし、過不足無く栄養を摂ることなど容易でなければならない、それは全ての人類が与えられた知恵という能力である。  「フタコブ肉 の刺し身、熱砂の蒸し焼きなんざ、美味くないとは思うがよ、ふたこぶ の栄養を味わう身は、体は喜ぶぜ。能の力は食えないよ、砂嵐 の サンドブラスト 捻り巻き、なんての ドウ だ?、旨い カモ よ。」 痛っ、ワッたたたッ、口に砂が、皮膚が、体が削られるッ。「大袈裟だよ、人間は 全天候型 じゃ ないのだろ?、おこがましいんだよ、駱駝 の標準は 砂粒 なんざ入らないよう、何週間も飲み食い無しの環境、熱が 体 へ伝わり難い様、足先 は 断熱の完全防備、神様、さまざま、様々だよ、毘沙門天 じゃないぜ。砂粒嵐に翻弄されてりゃ、もみクチャ状態じゃ、お茶の 一服も 一滴の 天然水 も 意味が無い、それどころじゃ、生半可な知識や浅知恵など、強風の力で煽られし、小粒 でも ピリリ と 岩石 の不味いこと、か?、徒歩の 砂漠旅 なんぞ、何処が 面白いんだよ、只、疲れるだけ、無駄の極地 、かよ。北極、南極、砂漠地帯 じゃぁ 装備品 が無くちゃ生きられない、3、4日 の空腹でも飢餓状態 、 人間は非効率、無駄の塊だよ。」 1 コブ駱駝 は酷暑の気候に適し、フタコブ は寒い荒地に慣れている。” フタコブ ” は、寒々しい環境。 「 熱ッ、 お前さんが変なこと云うから、だけどよ、適応能力 は 人間 よか マシ だぜ、太陽が沈むと漠然と寒いよ、気温は 零度 ぐらいか ?、プッ。」 寒くないと 思へば サムライ さ、信念という 鎧 に身を任せれば少しの冷たさも、凍える寒さでさへも、寒くないと想へば。 さ、 馬刺し、差 、 砂、 寒っい。  暖かい 駱駝の毛布 を、夕餉 の 湯気 を、どぅか、どうか ひとつ 。テキーラ だけでも構いまへんから。